2018アリババ雲栖大会・武漢サミットへの参会ご報告

中国のアリババグループが主催する雲栖大会は、中国ソフトウェア業界のトップランクの技術交流のプラットフォームであります。毎年、中国各地にて開催されるサミットに参加者は数万人の規模で、出展する会社も400社を超えています。中国国内の業界最新情報及び、技術トレンドを把握する目的で5月23日武漢にて開催された2018アリババ雲栖大会・武漢サミットに参会しました。

今回の武漢サミットは≪loT≫や≪新小売≫などの8つの分野に分けて、業界最新情報の交流を行われていましたが、私どもは、≪エンタープライズレベル インターネット アプリ アーキテクチャ≫に注目しました。

数億のユーザにサービスを提供するために、アリババグループの多くのシステムは「分散アーキテクチャ」に基づいて構築されております。その中で各種の課題が発見されており、アリババの社員が、その課題を解決するソリューションを参会の参加者に説明してくれました。そこでシステム異常の原因を分析するためにARMS(アプリケーションリアルタイム モニタリング サービス)というシステムが開発されたと、アリババの社員より説明を受けました。ARMSはリアルタイムで収集したログを分析し、図の形式で各モジュールの性能、状態などの情報をシステム管理者に提示していきます。一般的な開発のように単にログを残すというものでなく、簡単に異常原因を特定できます。そして、異常の防止も可能になります。この「収集したデータを活用する」手法は、今後の仕事に役に立つと考えます。

今後も引続き業界最新情報を収集し、学んだ技術を業務に活用し、効率良く高品質なサービスを提供するよう努めていきます。

「アリババ クラウド」副総裁 胡暁明