日本一年半研修生活の振り返り

ID武漢開発部 郭婉君

ID武漢に入って3年目が終わり、4年目が始まったところで日本へ研修となり、それは私にとって多くのことを学ぶ機会であり、大きな収穫でした。

仕事については、現場のメンバーから教えてもらいました。現場のメンバーはみなさん優しく、何でも聞いたことを丁寧に答えてくれました。それでも日本人は基本的に他人に迷惑をかけないようにしているので、私は自分のことは自分で行い、問題があった時はできるだけ最初に自分で対策を考えました。これにより自分で問題を解決する能力は強くなりました。

作業の際に、事前にこの作業は何のために行うかを考え、目的を理解したうえで初めてお客様に合った高品質の成果物ができます。日本人は相手の気持ちを考え、細かいところを気にし、成果物の品質が高い。その点も私たちは勉強すべきです。また、仕事時に何か問題が出たら、最初に誰かが責任をとることを考えるのではなく、まず問題を解決することです。その後に反省する。その順番は重要であります。また、現場では同じ作業内容に対して、やりながら何か効率のもっと高い方法があるかを常に考え、それによって仕事効率が高くなっています。日本と中国の文化は違うかもしれないが、勉強すべきことは多いと思います。これらは一部分でありますが、また機会があればもっともっと身につけたいと思っています。

もし道に迷ったら、だれかに聞けば、きっとしっかり答えをもらえます。その人があまり知らない時もあるけれど、それでも携帯で調べてくれます。全然時間をとられる感じがしなかったです。私はこのようなことを常に見ていたことにより、今はあまり気が短くなくなりました。これは性格の成長でもあります。また、日本には友達が少ないので、友達と一緒の時間が少なくなり自分の時間が多くなった感じがしました。だんだんと読書が好きになりました。これは自分の一番の成長でありました。日本語ブックを読んでみましたが、読みは遅くて難しかったです。やっぱり漫画がいいなと思いました。

体験しないと、どういうことか知らなかったです。体験は人生にとってなくてはならないです。この日本研修の体験は私の宝物になっています。この期間の成長は今後の仕事や生活、自分の人生でも役に立つと思っていて、会社が今回の日本研修の機会をくれたことを本当に感謝しています。これらの経験を活かし、以降の案件の力になりたいと考えています。

 生活について、日本料理は生もの、甘いもの、揚げ物などがほとんどなので、今でも慣れることはできておりません。私は小さいころからそれらの食べ物が好きではありませんでした。この一年半の間に自分でいろいろ料理を作ってみました。もちろん中華料理です。料理をつくるのは面白く、腕が上手になったので本当にうれしかったです。大学卒業から日本に行く前まで、旅行が好きでしたが、行ったことは少なかったです。日本に滞在していた間に、いろいろなところに行きました。賑やかなところは好きではないので、日本の町や公園にいくのは好きでした。そのため週末にどこかの公園で散歩したり、花を見たりして気持ちがよかったです。いつの季節でも何かの花が咲いているので機会があれば、特に桜、銀杏がすすめです。毎日、日本の町や駅に向かって歩いていると、特に気になるところがあります。電車でも、町でも身体に障害ある人が外にいくことは全然問題がないです。電車では駅員が身体に障害ある人を連れて乗り換えの電車まで送ります。中国にこれはないとは言えないですが、少なくとも今まで見たことはなかったです。日本では多かったです。町には信号がある横断道路でも目が見えない人に専用音声信号も常に設けてあります。青い信号専用ボタンもあります。かなり便利でヒューマン化だと思いました。私は日本に行く前、ちょっと気が短い性格でした。しかし、日本人はほとんど違います。